1999年6月13日にセシオン杉並で開催。
今年はDuke Ellingtonの生誕100年ということで世界のJazz界がEventのテーマに取り上げている。 Swing Is Here!としても生誕90
周年でも取り上げたので,これで2回目ということになる。
Programの「挨拶」にも書いたことだが,14才だった1964年の来日公演が私のJazzに対する感性のルーツになっていると言える。
Big WingはEllington NumberからThings Ain't what They Used To BeとVocalでI Got
It Badを取り上げた。
今年はSwing Is Here!も第20回という記念すべき年でもあり,GuestもEllingtonに因んだ豪華な2つのGroupを選んだ。
そして結果は過去最高の入場者数を記録。チケット入場者数722名に加えて出演者総数112名の834名が578席のセシオン杉並に入っていたことになる。多少に入れ替えはあったが,常に立ち見がびっしりでお客様も大変だったと思う。
来年からはこのような満員の状態になったら出演者は席を譲るようにと,舞台からのご挨拶で約束した記憶がある。100名以上の出演者も居場所がないことは確かだが,当然のこととしよう。
今年も総合司会 にJazz評論家の瀬川昌久氏とJazz通の岩倉千賀子さんのコンビでEllingtonを色々な側面から語りながらの進行となった。
今年のゲストのプロの部は原信夫とシャープス&フラッツのAlto Sax奏者でおなじみの鈴木孝二さんが率いるQuartet。
最近,Ellingtonの音楽だけを取り上げてコンサート活動を行なっているグループであることに着目してゲスト参加を依頼した。
他のメンバーは桝山 了(P),小杉 敏(B),バイソン 片山(D)。
鈴木さんはClarinetでエリントンサウンドをたっぷりと聞かせてくれた。
もう一つのゲストは大阪から手弁当で駆けつけてくれた The FEEL Jazz Orchestra。
FEELというのはFar East Ellington Loversということで,Ellingtonの完全コピーの演奏をする社会人Big Band。
中途半端ではなくCat AndersonやCootie Williamsの音が聞こえてくる上に各々が往年のEllingtonianの仕草までを真似ているからVisual的にも面白い。さすが大阪?
プロのゲストの方々も終演後に言っていたがこれがアマチュアにしかできない贅沢な楽しさだろう。
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