BIG WING Jazz Orchestra
The 4th Overseas Performance
at 16th PENSACOLA Jazz Festival
Nov.01-02,1997
and New Orleans Concert Nov.03,1997
フロリダ州とは言っても半島よりずっと西のアラバマ州近くに位置するペンサコーラ市は人口5.5万人の小さな町。
米海軍のブルーエンジェルスの本拠地ということもあり,軍隊で栄えた町で,退役軍人も多く 住む高級リゾートとして米国では有名。
Big Wing はフロリダ州政府商務省の日本事務所長の坂本氏の強い プロモーションと,現地の西フロリダ大学Pensacola校の本田先生の絶大なる協力により2日間
のFestivalに出演できた。
家族,友人,スタッフを同行した31人のグループでOct.31の深夜にPensacolaに到着。
翌日Nov.01はPensacola Cultural CenterのConcert Hallでの65分のステージ。
今年から採用した屋内の会場で,宣伝不足か空席が目立ったが,日本と違って聴衆は 盛り上がり,演奏者を喜ばせてくれる。拍手や歓声は大きいのだ。
その夜は主催者と 日米協会などによる歓迎Reception。そしてNov.02はSeville Squareという公園(写真上)での65分のステージ。
メンバーも聴衆も更に盛り上がり,聴衆全員がStanding Ovationでアンコール。
1年半の準備の疲れも吹っ飛んだ。この感動を初参加のメンバーや家族に味わって貰いたかった。
PensacolaからチャーターバスでNew Orleansに移動して,Up-TownにあるLoyola Universityに到着。まずはキャフェテリアで各自昼食を取ってから音楽学部のJohn Mahoney教授にBandのClinicを受けた。
アンサンブルよりImprovisationに改善点を見出だしたようだった。
JohnはBig BandのArrangeも出版しているが,Tromboneの演奏はさすがだった。 コンサートはPM8時から,Loyola大の学生Big
Bandとコンボ演奏の後Big Wingが65分の演奏。
学生バンドはPat Methenyの曲などを聴かせてくれた。本場の学生は確かにアドリブがうまい。
そしてここでもBig Wingへの拍手と歓声は凄いものだった。
同行者の感想ではBWはこの日が一番迫力があったという声も。
New Orleansに行くと決めた時から,このJazz発祥の地でModern Big Bandの音楽が,そして Big Wingが受けるか否か不安があった。(写真右はリハーサル風景)
Pensacolaは心配していなかったが。
出発2ヶ月ほど前に設定した演奏曲目から無意識?の内にBluesは1曲も無くなっていた。
そんな心配が1曲目の演奏後の歓声で吹っ飛んだ。
コンサートを聴きに来てくれた日本領事館の雨宮総領事は,演奏後の学生との交流会用に大量の Budwiserを提供してくれた。感謝!来年も来るようにとの言葉には嬉しさと共に全メンバーの
休暇取得の事が頭に浮かび戸惑いも・・。
でも今度行く時にはNew Orleans Jazz Festivalを目指したい。
**Louis Armstrongさんに全員でごあいさつ。
経費について・・・
全国のアマチュアバンドの皆さんは興味があると思うので簡単に報告。
詳細を知りたい方はe-mailで・・・
基本的に旅行企画会社が一切介在せず全て自分達で交渉,手配したので,とにかく安い。
とは言ってもディスカウントのパックツアとは違ってオーダーメードの上に大量の楽器を持込む ため航空会社の選定,交渉には苦労した。日通航空梅田支店の絶大な協力で,航空券は
成田-Dallas-New Orleansで約8万円 。
PensacolaのHotelは西フロリダ大学の協力により 3泊で$70(9000円 )以下。
New OrleansのHotelはミシシッピ川沿いのWestin Hotelで2泊で約$200(2.5万円)。Hotelはいずれも2人部屋。その方が海外 では何かと安心なので。
Pensacolaは空港が小さく飛行機も小型なので楽器持込み事を考えNew Orleans空港から チャーターBusでの往復とし,一人当り$42(5000円)。
Pensacolaでの移動用とNew Orleansでの半日の観光用,空港までの移動のBusが一人当り$60 (7000円)。
その他,会食の費用などを含め各自からの徴収額は13万円。
なお,バンド会計から一人当り5000円程度の補助。
結局,ショッピング,お土産などでいくら使うかは自由として最低16万円位で参加出来た事になる。
またメンバーの斎藤氏の勤務先NIcos生保からのカンパ,小浜の勤務先Kenwoodの米国販社からは 現地でお世話になった方々へのお礼用のグッズを沢山頂いた。
多くの方々の協力で成り立ったケチケチ演奏旅行ということだ。感謝!
Jazzを愛する皆さんがその夢を叶えつつバンドの チームワーク作りとレベルアップを図れる海外演奏・・・最高ですよ!!
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